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「まん延防止」初日 大阪“マスク会食”は

2021年4月6日 10:49
「まん延防止」初日 大阪“マスク会食”は

飲食店の時短などが求められる「まん延防止等重点措置」が、大阪など3府県の一部で5日、始まりました。大阪では「マスク会食」が呼びかけられ、店から「トラブルが怖い」との声も上がりますが、その実態は――。居酒屋の様子を特別に見せてもらいました。

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■知事「マスク会食」強調 店側は…

5日から始まった「まん延防止等重点措置」。夜8時すぎ、大阪市では多くの飲食店が、時短要請に応じて既に閉めていました。適用期間中、対象地域の飲食店などでは夜8時までの時短営業などが求められます。

市内ではさっそく、約4万店舗の飲食店を対象とした見回り調査が始まりました。

店主を悩ませるのが、マスク会食です。
居酒屋店主は「いやー、1回目はお客さんに『すみません、マスクしてしゃべってもらえますか』って言うんですが、2回3回言ったら、お客さんが怒ってしまってトラブルになるのが一番怖いんですよ」と打ち明けました。そこで扇子を用意しましたが、「マスクの取り外しよりも扇子の方が楽なのかなと思ったんですけど、(お客は)扇子もしなかったんで、(マスク会食が)浸透するのにどれくらいかかるのかな…」と頭を抱えました。

大阪・ミナミの街では、「もう2時間くらいで、ご飯だけ。飲んでないしね。早く待ち合わせしようって(なりました)」「ストレス発散するところもないし、公園行っても『花見もあかん』って言われるし、難しいですね」という声が聞かれました。

5日、読売テレビの情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演した大阪府の吉村知事は「要は、口元をいかに制するかが大切なんですね。マスク会食の義務化はものすごい批判を受けていますが、やらなきゃいけないと思っています」と、マスク会食の重要性を強調しました。


■居酒屋 「マスク」定着は…?

大阪市の居酒屋の店内を客の許可を取って撮影し、特別に見せてもらいました。

この店では入店時、マスク会食の徹底をお願いしていますが、午後5時半、マスクを外して話している2人組の客が2組いました。ただ、店員と話す時はマスクをつけていました。普段なら混むはずの夜7時には、別の客が立ち上がり、店を出る準備をしていました。マスクを外していた2人組も、食事を終えた後はマスクをつけたまま、7時すぎに店を出ました。夕食どきに、店内の客は数えるほどでした。

居酒屋の店長
「(客が)2、3割は減っているんじゃないですかね。ちょっと前の(緊急事態宣言時の)状況に戻ったかなという不安感(があります)」

――マスク会食はどうでしたか?
「実際に席に着いていざ食事が始まると、やっぱりマスク会食をしていないお客様は多いです。感染者数が減るのであれば、やっていかないといけないのかなとは思います」


■簡単に開け閉め アイデア商品

そのマスク会食に対して、口元を簡単に開け閉めできる「イートマスク」なるアイデア商品もあります。食事を口に運ぶ時には開けて、その後に閉じることで、飛沫が飛ばないように工夫されています。注文が増えているといいます。

製造会社の社長
「1人ですると恥ずかしいですが、みんながこれだとスタンダードになるので、恥ずかしさはたぶん軽減すると思います」


■大阪341人 7日連続で東京超え

大阪の新たな感染者は341人で、7日連続で東京の感染者数を上回りました。月曜日で300人を超えるのは、1月18日以来です。気がかりなのは変異ウイルスで、5日発表されたスクリーニング検査で、10歳未満から90代までの270人の陽性が判明しました。

(4月5日『news zero』より)