×

ミャンマー暴力激化 負傷の市民を焼き殺す

2021年3月29日 3:48

軍事クーデター後、抗議活動を行う市民への弾圧が続くミャンマーでは、銃撃され重いケガをした男性が焼き殺されるなど、軍側の暴力が激しさを増しています。

地元メディアによりますと、第2の都市マンダレーで27日、治安部隊が住民らを銃撃し、40歳の男性が重いケガをしました。治安部隊は、この男性を生きたまま燃えているタイヤに放り込み、殺害したということです。

28日は、中部のモンユワで治安部隊がケガ人の治療をしていた20歳の看護師の女性の頭を撃って殺害したほか、ヤンゴンでは病院に逃げ込んだデモ隊を追いかけて銃撃するなど、軍側による暴力が激化しています。

また、ロイター通信によりますと、27日に軍による空爆をうけた東部のカイン州では、およそ3000人の住民が隣国のタイに逃れました。

カイン州では、クーデターに反発する少数民族の武装勢力が軍の幹部らを殺害したと表明していて、緊張が高まっています。