北朝鮮が２５日朝、弾道ミサイル２発を発射しました。日本政府が発表したもので、日本の排他的経済水域（＝ＥＥＺ）の外の日本海に落下しました。

菅首相「（ミサイル発射は）我が国と地域の平和、安全を脅かすものであります。また、国連決議違反でもあります。厳重に抗議をし、強く非難をいたします」

日本政府によりますと、北朝鮮が午前７時４分と２３分に東岸から弾道ミサイルを発射し、それぞれおよそ４２０キロとおよそ４３０キロ飛翔して、日本の排他的経済水域の外の日本海に落下しました。航空機や船舶への被害は報告されていないということです。

政府は午前８時からＮＳＣ（＝国家安全保障会議）を開いて今後の対応などを協議しました。このタイミングでの発射について、政府関係者は「アメリカがどこまで許容するのかバイデン新政権の出方をみているのだろう」と分析しています。

また、岸防衛相は記者団に対し「従来のスカッドミサイルより低い高度を飛翔した」と述べ、今回の発射は通常よりも高い角度で発射し飛距離を短くする「ロフテッド軌道」ではないと明言しました。ミサイルの種類については引き続き分析中だということです。