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江川卓プロ野球順位予想 阪神優勝の条件は

2021年3月21日 23:42
江川卓プロ野球順位予想 阪神優勝の条件は

日本テレビGoing!Sports&Newsの野球解説者・江川卓さんが、今シーズンのプロ野球の順位予想を発表しました。

今回も投手力と打撃力それぞれ10点ずつの20点満点で戦力を評価する独自の採点方法での順位予想となりました。江川さんの順位予想の詳細は下記の通りです。

【セ・リーグ】
1位・巨人
2位・阪神
3位・中日
4位・DeNA
5位・広島
5位・ヤクルト

【パ・リーグ】
1位・楽天
2位・ソフトバンク
3位・ロッテ
4位・西武
5位・日本ハム
5位・オリックス

セ・リーグ5位には2チーム、14.0で広島(投手力7.5・打撃力6.5)とヤクルト(投手力6.5・打撃力7.5)の2チームを予想。

広島は投手力は高いものの、打線の厚みが足りないことを、ヤクルトは打線の厚みはあるものの、先発陣の不足していることが5位の理由と話します。

4位には昨年江川さんが優勝と予想したDeNAをあげました。戦力は14.5(DeNA:投手力7.5/打撃力7.0)。

DeNAの4位予想について江川さんは、「主力のソト選手(32)やオースティン選手(29)が開幕に間に合いそうにないので攻撃力が落ちる。途中合流してから中日との3位争いに食い込めれば」と外国人選手がいまだ1人も合流できていない厳しい状況を4位の要因に挙げました。

3位には15.0(投手力7.5・打撃力7.5)で中日。「エースの大野雄大選手(32)を始め、ピッチャーが多い。それに打撃陣の若手が伸びてきている」と分析。

そして2位には16.0(投手力8.0・打撃力8.0)で阪神と予想しました。2位予想の阪神について「今年、開幕投手を務める藤浪晋太郎投手(26)は、去年、精神的な問題が大きく、わずか1勝だったが、開幕戦でいい勝ち方をすれば波に乗って2ケタ勝利が期待できそう。開幕戦のピッチング次第ということで2位」と分析。

その阪神が優勝するための条件について、ドラフト1位ルーキー佐藤輝明選手(22)の名前を挙げ、「オープン戦で新人記録のホームラン6本。甲子園でもレフト方向に打っていますから、佐藤選手が打率3割、ホームラン30本を打てば優勝の可能性もある」と語りました。

そして優勝は17.0(投手力8.5・打撃力8.5)で連覇中の巨人と予想しました。巨人優勝の理由について、「去年、開幕から13連勝しているエース・菅野智之投手(31)の残留が大きいですね。

去年は一人で貯金を12(14勝2敗)も作っていますからね。打撃陣は、FAで梶谷隆幸選手(32)を補強しました。去年、打率.323、ホームラン19本ですから。去年よりかなり攻撃力がアップすると思います」と分析しました。

続いてパ・リーグ5位には、13.5で2チーム、オリックス(投手力6.5・打撃力7.0)と日本ハム(投手力6.5・打撃力7.0)を予想。

それぞれ躍進への鍵として、オリックスは投打のエース・山本由伸選手(22)・吉田正尚選手(27)を脅かす若手の出現を、日本ハムはメジャーリーグに移籍した有原航平選手(28)の穴を埋める選手の出現を挙げました。

4位には14.0(投手力6.5・打撃力7.5)で西武。山川穂高選手(29)を始め、打撃力は驚異であるものの、課題は投手力だと話します。

3位には15.0(投手力7.0・打撃力8.0)でロッテを挙げました。攻撃力向上の要因として、安田尚憲選手(21)・藤原恭大選手(20)ら若手の成長を挙げ、投手陣次第では順位アップの可能性もあると言います。

2位に予想したのは4年連続で日本一のソフトバンクで16.0(投手力8.0・打撃力8.0)。優勝するための条件として柳田悠岐選手(32)をキーマンに挙げ、「柳田選手がホームラン40本を打って、ホームラン王のタイトルを獲得すれば優勝の可能性がある」と語りました。

パ・リーグの優勝には17.0(投手力9.5・打撃力7.5)で楽天を予想しました。楽天優勝の要因について「投手力が圧倒的にすごい。過去最高の9.5点をつけています」と過去最高点の投手力を挙げました。

その理由について「田中将大投手(32)の加入で先発が5人そろう最強の先発陣、こんなチーム見たことがないです。田中投手と去年最多勝の涌井秀章投手(34)が15勝くらい勝てる。岸孝之投手(36)、則本昂大投手(30)、早川隆久投手(22)の3人も2ケタは勝てそうなので、5人で60勝できると思います」と語りました。