軍事クーデターに抗議するデモへの弾圧が続くミャンマーでは、１９日も治安部隊の発砲で、少なくとも９人が死亡しました。こうした中、インドネシアは事態打開に向けた首脳会議の開催を呼びかけました。

ロイター通信によりますと、中部アウンバンなどでデモに参加していた市民ら、少なくとも９人が治安部隊の銃撃で死亡しました。

一方、首都ネピドーでは、イギリスＢＢＣのビルマ語放送の記者ら２人が拘束されました。拘束の理由はわかっていませんが、ＢＢＣは「ミャンマー当局に対し安全を確保するよう要請する」とする声明を出しています。

こうした中、インドネシアのジョコ大統領は、ミャンマー情勢をめぐり、ＡＳＥＡＮ（＝東南アジア諸国連合）の首脳会議の開催を呼びかけました。

ＡＳＥＡＮは、すでに外相会議で暴力の自制を求める声明を出していますが、犠牲者は増え続けていて、ジョコ大統領は首脳会議に格上げして事態の打開を図りたい考えです。