KMバイオ ワクチンの国内製剤化を開始
国内のワクチンメーカー「KMバイオロジクス」は、「アストラゼネカ」の新型コロナウイルスのワクチンについて、国内での製剤化を開始したと発表しました。
KMバイオロジクスは、熊本県合志市にある工場で、イギリスの製薬大手「アストラゼネカ」の新型コロナワクチンの原液を瓶に詰めて包装する製剤化を19日から開始したと発表しました。アメリカから輸入した原液を使うということです。国内での製剤化は、第一三共が今月12日から開始しています。
アストラゼネカは、現在、厚生労働省に対して承認申請していますが、承認されれば、供給を開始するということです。
一方、製剤化とは別に、KMバイオロジクスは、国産ワクチンの開発も進めています。アストラゼネカのワクチンとは異なるタイプの「不活化ワクチン」を国立感染症研究所、東京大学医科学研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所と進めていて、早ければ今月中にも国内での治験を開始する方針です。