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総務相「記憶がないと言え」一部を認め謝罪

2021年3月19日 15:16
総務相「記憶がないと言え」一部を認め謝罪

衛星放送関連会社東北新社の外資規制違反をめぐる質疑で、武田総務相は答弁に向かう総務省幹部に「記憶がないと言え」と指示をしたかについて、発言の一部を認め謝罪しました。

武田総務相は発言の一部は認めたものの、指示をしたことは否定し「誤解を与えることにつながったのであれば申しわけない」と謝罪しました。

立憲民主党・蓮舫代表代行「3月16日の衆議院予算委員会、東北新社との面談を問われた電波部長へ『記憶がないと言え』と言われました?」

武田総務相「何度も記憶がない、記憶がないと、私の前でやられておって、なぜか私は無意識というか、口に出たんでしょうけど、『しろ』とか命令するということは、私としてはないと思います」

立憲民主党・蓮舫代表代行「無意識でもいいんですが、言われたということであれば、それは不適切と認めます?国会の場でですよ」

武田総務相「誤解を与えることにつながったのであれば、それは申しわけないと、このように思ってます」

また、東北新社側が総務省の担当課長が休暇中だったため、当時の総務課長に伝えたと主張していることについて、総務省は、東北新社が電話したとする2017年の8月7日に、担当課長は出勤していたと説明しました。

担当課長が8月8日と9日に電子決裁をした記録があり、7日に交換したことを書き込んだ名刺が複数あるということです。両者の主張の食い違いが浮き彫りとなっています。