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NYダウ終値、史上初の3万3000ドル台

2021年3月18日 7:46

17日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカのゼロ金利政策が長期化し、景気回復を後押しするとの見方から買いが進み、ダウ平均株価は初めて3万3000ドル台を超えて取引を終えています。

17日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、前の日の終値から189ドル42セント値を上げ、3万3015ドル37セントと終値で初めて3万3000ドル台に乗せ、過去最高値で取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も53.64ポイント上げて1万3525.20で取引を終えています。

この日はFRB(=連邦準備制度理事会)が金融政策を決める会合を開き、2023年の末まで今のゼロ金利政策を維持する方針を示しました。会合後に会見したパウエル議長が、新型コロナウイルスで落ち込んだ景気が従来の予測よりも早く回復するとの見方を示したこともあり、このところ下落基調にあったハイテク銘柄や、景気の動向に敏感とされる航空機のボーイングや建設機械大手のキャタピラーといった銘柄を中心に買いが進みました。

市場関係者は、「FRBが長期にわたり緩和政策を維持する立場を明確にしたことに加えて、今後の景気刺激策などプラスの材料が続くので、株価は引き続き堅調に推移するとみている」と話しています。