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専門店や顆粒も!おみそ汁の人気高まるワケ

2021年3月18日 20:21
専門店や顆粒も!おみそ汁の人気高まるワケ

日本の食卓に欠かせない、おみそ汁の人気が高まっています。そのワケとは…。

18日、都内のオフィス街で手渡ししていたのは、まだ肌寒い朝にぴったりのおみそ汁。

お客さん「仕事前にいただくのが、あ~おいしいっていう感じで、日本人でよかったなって」

みそをテーマにしたイベントでは、18日も1時間ほどでなくなってしまうほど人気だといいます。

三菱地所 エリアマネジメント企画部・井上友美さん「手軽にとっていただいて、活力ある朝をスタートしていただきたいと思っています」

さらに、イベントに参加する別の店では、こだわりのみそを使った限定のメニューも楽しめます。

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わたしたちの食卓に、なじみ深いおみそ汁。東京・浅草には専門店も登場しています。お客さんが口に運んでいたのは、大きな野菜!おみそ汁を“メイン料理として楽しんでほしい”と、具材を大きめにカットしているといいます。

MISOJYU・西田浩隆店長「若いお客さまが増えてきているのと、健康的な食事を求めて来られている方が、多いのかなと思っております」

さらに、変わり種も――

おわんに浮かぶのは、まんまるのトマト。みそとの相性はとってもいいようです。

また、おうちで楽しめるおみそ汁も登場。みその上に、ひとつひとつ手作業で具材を乗せていくと、完成したのは色とりどりの「味噌玉」。忙しい朝も、お湯にさっと溶かすだけで、具だくさんのおみそ汁を飲むことができます。

ドットミソ・安岡歩代表「まだ、みそ汁の習慣がない人たちに届けていきたいですね」

見た目もあざやかで、贈り物にも人気だといいます。

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165年以上の歴史がある、みそメーカーでも変化が起きています。

マルコメ広報宣伝課・多和彩織さん「おうち時間が増えて、調理の頻度が増えたという人がたくさんいて、即席みそ汁も順調に推移している」

ボトルから直接出せる液体タイプや、顆粒(かりゅう)タイプのみそが、前年比120%近い売り上げだといいます。その使い道は、おみそ汁だけでなくアレンジも可能です。

顆粒タイプのみそを溶かしたフライパンに入れたのは、パスタ!

マルコメ広報宣伝課・多和さん「味付けも、みそだけでいいので楽ですね」

野菜も添えて完成したのは、みそペペロンチーノです。みそは、ほかに炒め物などにも活用できるということです。