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陸上・青木 日本新連発Vも「すごく残念」

2021年3月17日 23:21
陸上・青木 日本新連発Vも「すごく残念」

17日、陸上・日本室内選手権(大阪城ホール)。女子60メートルハードルで、去年の100メートルハードル日本選手権覇者の青木益未選手(26)が予選で8秒06、決勝でアジア歴代4位となる8秒05の好記録をマーク。立て続けに日本記録を更新し、2連覇を果たしました。

それでも青木選手は、「7秒台で走りたかった。ものすごく残念」と日本記録更新にも満足はしておらず、悔しさを口にしました。

青木選手は昨年もこの大会で8秒11をマークし、日本記録を更新して優勝。さらに同年の日本選手権でも100メートルハードルで、自己ベストとなる13秒02をマークして優勝していました。

その青木選手は、予選で1台目のハードルから後続を引き離し、自身が持つ日本記録8秒11を更新する8秒06をマーク。

昨年からの好調ぶりは健在で、4時間後に行われた決勝でも序盤からリードし、トップでフィニッシュ。予選の記録を0秒01上回るアジア歴代4位のタイム8秒05で、またも日本記録を更新し連覇を達成しました。

実は右股関節にケガを抱えたまま今大会を迎えていた青木選手。「完成度は高くないが、その中でも今大会はしっかりと走ることと、より多くの成功体験を得て自信をつけることを目的としていました。そういう面ではこの状態の割にはよかった」と、レースを振り返りました。

またこの夏に待つ東京五輪に向けては、「周囲の期待に応えたいし、その自信がある」とコメントしました。

写真:松尾/アフロスポーツ
※写真は2020年10月日本選手権