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「チェジュ航空」翼の損傷に気づかず運航

2021年3月16日 15:23

日本にも運航する韓国のLCC「チェジュ航空」の航空機が、着陸の際、翼の先端部分を滑走路に接触させたものの、そのまま折り返し便を運航したことがわかり、韓国の航空当局が調査を進めています。

韓国メディアによりますと、先週10日、ソウル発、釜山行きのチェジュ航空機が着陸の際、左側に傾き、滑走路に翼の先端部分が接触しました。

この航空機は着陸をやり直して無事に到着しましたが、翼を損傷したことに気づかず、釜山から158人の乗客を乗せて再び運航。ソウルに到着後、損傷に気づいたということです。

この事故の2日前にも、チェジュ航空と別のLCCの航空機が、済州の空港で地上移動中に翼同士を接触させ、双方が損傷に気づかないまま乗客を乗せて運航したことが明らかになったばかりです。

韓国の国土交通省は、事故の詳しい経緯を調べるとともに、航空会社への行政処分なども検討しています。