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文大統領 アストラゼネカ製ワクチン接種へ

2021年3月15日 18:39

韓国大統領府は、来週23日に文在寅大統領がアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを接種すると発表しました。6月の国際会議に備えるとともに、ワクチンへの国民の疑念を払拭したい狙いがあります。

発表によりますと、文在寅大統領と金正淑夫人は来週23日、イギリスの製薬大手・アストラゼネカなどが開発したワクチンの接種を行い、その様子をメディアに公開する予定です。

予防接種は、6月にイギリスで行われるG7サミット=主要7か国首脳会議に参加するためのもので、保健当局が定めた“必須目的の出国”として優先接種の対象者に該当するということです。

韓国では先月26日からアストラゼネカのワクチン接種が始まりましたが、一時、臨床データが不十分だとして65歳以上への接種を保留していました。

その後、高齢者への効果を示す分析結果が整ったとして、韓国政府は高齢者への接種を決定し、来週23日に65歳以上の対象者にもワクチン接種が始まります。

68歳の文大統領が同じ日にアストラゼネカのワクチンを公開的に接種することについて、韓国大統領府は「一部から提起されている安全性や効果への疑念を払拭させる意味がある」と説明しています。