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菅首相「“延長”今言える状況ではない」

2021年3月15日 17:16
菅首相「“延長”今言える状況ではない」

21日に期限を迎える1都3県に出されている緊急事態宣言について、菅総理大臣は、「延長するかどうかは今言えるような状況ではない」と述べました。

菅総理「ここに来てその下落率ですかね。横ばいというか、そういう状況になってます。ただ、今、完全に延長するとかどうとか、今言えるような状況ではないというふうに思います」

菅総理はまた、「新規感染者数についてはステージ2の水準だ。病床の使用率については徐々に改善しており、ステージ3の水準になっていると思う」と説明しました。その上で、「専門家の意見を伺いながら最終的には私が判断をする」と述べました。

また、菅総理は女性の非正規労働者やひとり親家庭への支援策について、16日、関係閣僚会議を開いて検討する方針を明らかにしました。

一方、政府分科会の尾身会長は、新規感染者数が下げ止まり微増している原因を「十分分析しないで判断するのは避けたほうがいい」と指摘しました。

政府は18日にも対策本部を開いて、緊急事態宣言の扱いを判断する見通しです。