アメリカのブリンケン国務長官の日本・韓国訪問を週明けに控え、国務省の報道官は１２日、日米韓３か国の連携強化がアジアの安全保障にとって重要だと強調しました。

国務省のプライス報道官は会見で、「強固な３か国の関係は、地域の安全保障、自由と民主主義の利益、気候変動への対応などのために、決定的に重要だ」と強調しました。その上で、ブリンケン国務長官がかつてオバマ政権で国務副長官を務めた際に、日米韓３か国の関係強化に「かなりの時間を費やした」と指摘し、来週のアジア訪問でも３か国の同盟関係の強化が大きな目的だとしました。

これに関連して、ソン・キム次官補代行はこの日、冷え込んだ日韓関係について、「協力する機会をつくるよう努める。難しい問題があることも理解しているが、日韓が良い関係を維持していくことを期待している」と述べました。