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菅首相「災害に強い国づくりを進めていく」

2021年3月11日 15:23
菅首相「災害に強い国づくりを進めていく」

東日本大震災の発生から10年を迎える11日、政府主催の追悼式が行われ、菅首相は災害に強い国づくりを進めていくと改めて強調しました。

菅首相「震災による大きな犠牲の下に得られた貴重な教訓を決して風化させてはなりません。国民の命を守る防災・減災を不断に見直し、あらゆる分野において国土強靭化に取り組み、災害に強い国づくりを進めていくことを、改めて、ここに固くお誓いいたします」

菅首相は「復興は着実に進展している」と述べる一方で、いまだに2000人が仮設住宅で避難生活を強いられていることや、被災者の心のケアなどの課題が残っていることを指摘した上で「新型コロナウイルスにより暮らしや産業・生業に多大な影響が及んでいる」と述べました。

その上で、「政府として今後も被災者の生活再建のステージに応じた切れ目のない支援を行う」と強調し来年度からの5年間で「福島の本格的な復興・再生、そして東北復興の総仕上げに全力を尽くす」と決意を語りました。

政府主催の追悼式は、10年を迎える今年が最後となります。