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分科会 尾身会長“変異株が主流になる”

2021年3月10日 15:42
分科会 尾身会長“変異株が主流になる”

政府分科会の尾身会長は、首都圏1都3県の緊急事態宣言の解除について、「医療提供体制の改善が重要だ」と指摘した上で、21日の期限が延長される可能性もあるとの認識を示しました。

尾身会長「ステージ3にはなっていても、どんどん状況が悪くなるということであれば、(緊急事態宣言)延長ということも、可能性はそれは当然あって、感染状況、感染の数も大事ですけども、医療への負荷というのがより重要になる」

尾身会長は、感染力が強いとされる変異株について「間違いなく既存株にとって代わるプロセスが始まっていて、早晩、変異株が主流になると考えておいた方がいい」と指摘しました。

その上で、大学や民間検査機関の協力を得て、監視態勢を強化する必要性を強調しました。また、感染対策をしっかりと行っている飲食店に対し、優遇措置を与えることを国に求めた上で、「飲食店へのインセンティブを含めて、かなり強いメッセージを出さないと、協力をこれ以上得るのは難しいと思う」と指摘しました。