×

ミャンマー全土で“一斉スト” 軍へ抗議

2021年3月9日 0:42

軍事クーデターへの抗議が続くミャンマーで8日、全土で一斉にストライキが行われました。こうした中、軍は病院や大学などを占拠し、市民の弾圧を強めています。

ミャンマー各地で8日、クーデター後2回目となる大規模な一斉ストライキが行われ、多くの商業施設や工場が休業し、労働者らがデモ行進しました。

治安当局は各地でデモ隊に向けて発砲し、地元メディアによりますと、北部のカチン州で2人が死亡したということです。

一方、第2都市マンダレーでは7日、銃を構えた警官隊が大学に突入し、占拠しました。軍は主要都市の大学や病院を相次いで占拠していて、ケガをしたデモ参加者の治療を妨げたり、拘束したりする狙いがあるとみられます。

また軍は、アウン・サン・スー・チー氏が率いるNLD(=国民民主連盟)の党員らへの弾圧も強めています。

地元メディアは、6日に幹部の男性が暴行を受けながら拘束され、翌日、亡くなった状態で家族の元に戻されたと報じています。拷問を受けて死亡した可能性があるとしています。