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田中将大2680日ぶり日本ファン前で登板

2021年3月6日 21:22
田中将大2680日ぶり日本ファン前で登板

6日、8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)がバンテリンドーム(名古屋)での中日とのオープン戦に登板。2680日ぶりとなる日本のファンの前で投球を見せました。田中投手は4回からマウンドに上がると、6回に2失点するなど4イニングを投げ、3安打2失点6奪三振で日本では2681日ぶりの黒星を喫しました。

4回からマウンドに上がった田中投手。中日・先頭打者の高橋周平選手(27)、平田良介選手(32)を連続三振。続く滝野要選手(24)もレフトフライに打ち取り三者凡退に抑えます。

5回には、先頭の桂依央利選手(29)から空振り三振を奪うと、2018年のドラフト1位・根尾昂選手(20)との注目の初対決。2ストライク2ボールからの6球目、低めのスプリットでセカンドゴロに打ち取るなど、5回までパーフェクトピッチングを見せます。

6回、先頭の京田陽太選手(26)を見逃し三振、阿部寿樹選手(31)をピッチャーゴロに打ち取り2アウト。続く4番ビシエド選手(31)にツーベースヒットを許し、この日初ヒットを打たれます。5番・高橋選手には武器のスプリットをセンター前に運ばれタイムリーヒットを許します。その後、代走の三好大倫選手(23)に盗塁を許すと、平田選手にはライト線へのタイムリーツーベースヒットを打たれ、この回2失点。

7回は先頭に四球を与えるも、根尾選手、武田健吾選手(26)から連続三振を奪うなど無失点。田中投手は4イニングを投げ、被安打3、失点2、奪三振6、2013年11月2日の日本シリーズ第6戦以来2681日ぶりの日本での黒星を喫しました。

田中投手は試合後「順調にステップは踏めてますし、球数もしっかりと投げられているという部分では何の問題もないと思いますけど、まだ調整段階なので、満点に近い投球にはいかないですけど、着実にはいいステップが踏めていると思うので、それはよかったと思います。」とコメント。

2680日ぶりとなる日本のファンの前での投球については「まだ声を出して応援はできないので、これまでみたいにとはいかないですけど。自分にとっては刺激になり方が全然違うというか、ファンの方々の前で投げることがどれほど幸せなのかを感じました」と語りました。

田中投手は開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦での先発が決定しています。