偽ブランド品など差し止め3年ぶり3万件超
海外からの偽ブランド品などが税関で差し止められるケースが増加しています。去年、税関が差し止めた件数は3年ぶりに3万件を超え、高い水準となりました。
財務省が発表した去年1年間の偽ブランド品などの差し止め件数は、3年ぶりに3万件を超えて3万305件になりました。前の年に比べて26.6%増えています。
中国からの偽ブランドなどの輸入品が前年に比べて3割増となり、全体の8割以上を占めています。
また、品目別では財布やハンドバッグなどのバッグ類が最も多く、次が衣類や時計類でした。
また、著作権を侵害した「鬼滅の刃」を不正にコピーしたDVDのほか、商標権を侵害した東京オリンピック・パラリンピックのメダルのレプリカやピンバッジなども含まれていたということです。
写真:財務省が公開した2020年の税関における知的財産侵害の物品