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1都3県延長方針 与野党から説明求める声

2021年3月4日 11:51
1都3県延長方針 与野党から説明求める声

首都圏の1都3県に発出している緊急事態宣言について、菅首相は改めて、2週間程度延長する考えを示しました。

菅首相が打ち出した2週間程度の延長方針について、与野党から詳細な説明を求める声が上がっています。

菅首相「1都3県について、感染症を抑え込むために大変重要な局面にあると考えています。私としては、国民の命と暮らしを守るために、2週間程度の延長が必要ではないかというふうに考えております」

政府は解除の目安である「ステージ4」を脱したものの、千葉の病床使用率が50%近いことなどから、宣言を延長する判断をしました。政府分科会の尾身会長は「基本的には延長の方向が適切だと思う」と述べました。

与党幹部らは延長に理解を示していますが、自民党内からは「ゴールの基準が変わるのはどうなのか。国民はどこまで頑張ればいいのか分からなくなる」との指摘が出ています。

また、延長幅を2週間程度とした菅首相の説明に対し、与野党から「根拠もなく2週間延長と言われても納得できない」などと説明を求める声が上がっています。

国民民主党・玉木代表「専門家の意見を聞く前に発表するというのは、客観的な分析やデータに基づいているのかというところについては、少し疑問が残ります」

立憲民主党幹部も「小池東京都知事の要請の前に方針を打ち出すことしか考えていない」と批判していて、今後、菅首相を追及する方針です。