東京オリンピック・パラリンピックの観客について、政府は、海外からの観客を入れない方向で、ＩＯＣなどと協議をすすめ、今月中旬に判断する方針であることがわかりました。

東京大会の観客について、組織委員会の橋本会長は、聖火リレーがはじまる３月２５日をメドに方針を示す意向を明らかにしていましたが、複数の関係者によりますと、政府は、新型コロナウイルスの変異株の流行により、今後の感染状況や水際対策などの見通しが立たないことから、海外の観客は入れない方向でＩＯＣなどと協議する方針を固めました。

３日夜、ＩＯＣと政府、東京都、組織委員会など５者のトップ会談が行われますが、今月中旬にも再びトップ会談をひらいて、外国人客の受け入れ見送りについて最終判断します。

一方、国内の観客の上限は、国内の３者のトップ、またはＩＯＣとＩＰＣを含めた５者のトップ会談で４月中に決める方針です。