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楽天・田中将大2666日ぶり登板 全対戦

2021年2月20日 20:13
楽天・田中将大2666日ぶり登板 全対戦

8年ぶりに日本球界に復帰した楽天・田中将大投手(32)が20日、日本ハムとの練習試合に先発登板。2013年11月3日、巨人との日本シリーズ第7戦で胴上げ投手になって以来、2666日ぶりとなる日本での対外試合の登板となりました。

初回、日本ハム先頭の松本剛選手(27)はアウトコースへのスライダーで見逃し三振。復帰後初三振を奪います。しかし、続く2番・中島卓也選手(30)には追い込んでからの6球目をセンター前へ弾き返されて初ヒットを許します。3番・西川遥輝選手(28)には初球をライト前へ運ばれ、連打を許した田中投手は1アウト1、2塁のピンチを背負います。

4番・中田翔選手(31)を打席に迎えると、カウント2ボール2ストライクからの5球目、田中投手はキャッチャーのサインに首を振り、スライダーを投げますが、打球はレフトスタンドへのスリーランホームラン。日本復帰後、初めての実戦でのホームランを許します。

続く5番の大田泰示選手(30)にはレフトへヒットを許します。6番の野村佑希選手(20)はキャッチャーフライに抑え2アウトを奪います。7番のルーキー今川優馬選手(24)をサードゴロに打ち取り、初回は3失点で終えます。

2回の先頭は8番・清水優心選手(24)、スライダーで空振り三振を奪い、この日2つ目の三振。9番の石井一成選手(26)はサードゴロに抑えます。1番の松本剛選手はセンターフライで打ち取り3アウト。

田中投手は2回で39球を投げ、被安打4・奪三振2・失点3。ストレートの最速は148キロでした。

田中投手は登板後「ボールのスピードも思っていたよりも出たし、2イニングで40球近く投げることができて、すごくいい段階を踏めていると思います。全体的にまだまだな部分がたくさんあって、これからのブルペンのセッションでは今日出た反省点、感じたことを生かして調整できたら」と語りました。

また、スリーランホームランを打たれた1学年下の中田選手から「田中さんお久しぶりで~す」と余裕の笑みで挨拶されたことを明かし、「シーズン中は抑えたいか」という記者の質問には「そりゃもちろん」と即答。リベンジを誓いました。