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都知事「154日しかない」橋本新会長始動

2021年2月19日 12:16
都知事「154日しかない」橋本新会長始動

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の新会長に就任した橋本聖子氏は、組織委員会の理事の女性比率を高めるといった改革案の調整を始めるなど、会長としての活動を始めています。

橋本会長は午前中、自民党本部の二階幹事長を訪ねました。自民党議員として会長に就任することには政治的公平性を懸念する声が出ていましたが、橋本会長は記者団に離党はしない考えを示し、「疑念を持たれないように心がけたい」と話しました。午後は、組織委員会の職員に向け就任のあいさつを行う予定です。

橋本会長は、組織委員会の理事の女性比率を40%以上に引き上げることや、男女共同参画を進めるため、ワーキングチームを今月中にも設置することなどを目指し現在、改革案を調整しているということです。

一方、東京都の小池知事は橋本会長と連携して大会の準備を進める考えを示しました。

小池都知事「一言でいうと橋本さんにとっては天命だと思います。154日しかないんです。オリンピックまで。どういう体制でやっていくのかいろいろ決めることはいっぱいあります。しっかりと連携しながら進めたいと思います」

また、橋本会長の後任となった丸川五輪担当相は18日夜、小池都知事と電話会談し、東京大会に向けてともに尽力することを確認したということです。