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“変異株を懸念”都「さらに感染者減少を」

2021年2月18日 15:30
“変異株を懸念”都「さらに感染者減少を」

東京都は、新型コロナの感染状況を分析する会議を開き、専門家は、変異株による感染拡大も懸念されるとして、今の感染者数をさらに減らす必要があると警鐘を鳴らしました。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫センター長「新規陽性者は減少し続けているが、依然として高い値で推移している。新規陽性者数をさらに減少させ、再拡大を防ぐためには、新規陽性者数が減少している現時点が重要な時期であり、都民や事業者のもう一段の協力期待される」

東京都医師会・猪口正孝副会長「入院患者数は減少傾向にあるものの、非常に高い水準で推移。高齢者層の新規陽性者数を減らし、重症患者数を減少させることが最も重要」

都内の感染者数の7日間平均は、前回のおよそ524人から、およそ347人に減少した一方、高齢者層への感染が続いていることから、入院者数はおよそ2200人と高止まりが続いています。

専門家からは、都内では13例確認されている感染力が強い変異株による感染拡大が今後、懸念されることや、ワクチンの円滑な接種を行うためにも、今の感染者数をさらに減らして、医療現場の負担を軽減させておく必要があると指摘しました。