国会で、総務省幹部が衛星放送を傘下に持つ会社に勤める菅総理大臣の長男らから接待を受けた問題をめぐり、総務省は、幹部４人と長男側の会食が複数回にのぼり、贈答品なども受け取っていたことを明らかにしました。

総務省は、会食の時期や回数は明らかにしたものの、費用や場所、所要時間などの詳細については「精査中」と繰り返しました。

立憲民主党・森山浩行議員「会食費、会食の場所、会食に要した時間についてご報告お願いします」

総務省・原邦彰官房長「現在精査中でございます」

立憲民主党・森山浩行議員「１２月の会合については返金されてるんですよね。この返金額、わからないままに返金をするということはできないはずですので」

総務省・原邦彰官房長「それぞれが可能な範囲で確認ができて、その範囲で返金をしたというふうに聞いています。ただ、今事業者のほうからも書類等をいただいておりますので、いろいろ正しいかどうかも含めて、いろいろ精査をしていると」

総務省は、昨年１２月の会食において、幹部４人ともがタクシーチケットと贈答品を受け取っていたことも明らかにした上で、相当金額は、「精査中」としました。

また、武田総務大臣は、「本当に多くの疑惑を招く事態になりおわび申し上げたい」と改めて陳謝しました。