プロの味“おうち”で 炭火で家飲み商品も
プロの味が、自宅で気軽に楽しめるサービスが、続々と登場しています。
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横浜市の中華料理店には、「食材を持って来たら1品200円から調理します」という看板が。every.はキャベツ、豚肉など冷蔵庫に残りがちな食材や、イタリア料理の定番、トマトやモッツァレラチーズなどを調理してもらいました。
豆腐に、トマト、モッツァレラチーズを使ってできあがったのは、「豆腐とトマトのチーズ入りチリソース」。チーズのコクがイタリア風のアクセントを加えています。もう一品は「回鍋肉」で、調理代は合わせて400円でした。
中国料理堀内・駒形栄太郎店長「(店に)来ていただける一歩として始めたいなと。(食材によって)難しい時もありますけど、パズルのように楽しんでやっています」
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一方、東京・日本橋の焼き鳥店。鶏肉の西京焼きを中心としたお総菜を作っていました。オーナーが向かった先は、地元の飲食店のおかずを1か所に集めて販売する「おかずマルシェ」です。
鳥舟オーナー・田中啓友さん「これがお客様のもとに届くとなると、ちょっとうれしいです」
飲食店は日替わりで参加しています。
利用客「料理する時間とか手間が、かなり軽減されるので助かります。自宅ではごはんとおみそ汁とかだけは、きちんと作って、プロの味、兼家庭の味が楽しめる」
サービスを始めた人は。
おかずマルシェ代表・山下信治さん「(週に)1日か2日くらい、ちょっと楽をしてもらって、食卓を囲む時に笑顔が増えればいいなと思って始めました」
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一方、炭火でステーキを焼きながら、お酒を温めることなどができる、家庭向けの調理器具「chibi chibi」。飲食店などに炭を販売している、川崎市の会社がコロナ禍での「家飲み需要」を狙って、先月発売しました。
福田商店・福田貴久社長「(炭火は)遠赤外線の量が全く違いますので、表面はパリっと中はふっくら、簡単においしい料理が作れる」
家庭でプロの味を楽しむ機会は、ますます広がっていきそうです。