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サッポロHD 22年ぶりに最終赤字と発表

2021年2月10日 21:40
サッポロHD 22年ぶりに最終赤字と発表

ビールメーカー大手のサッポロホールディングスは、去年1年間の決算が、22年ぶりに最終赤字になったと発表しました。

サッポロホールディングスが、10日発表した去年1年間の決算では、売上高が前の年に比べて11.6パーセント減少し、4347億円になりました。また、最終的な損益は161億円の赤字でした。年間の決算で最終赤字になるのは、22年ぶりということです。

新型コロナウイルスの影響で外食需要が減少し、業務用の生ビールなどの販売量や、経営するビアホールの売り上げなどが落ち込んだほか、オフィスを中心に、自動販売機による清涼飲料の売り上げも減少したことなどが、赤字の原因としています。

サッポロホールディングスは、早期退職の希望者を募ったり、不採算店舗の閉店を行ったりして、コスト削減を進めるとともに、家飲み需要を狙った缶ビールの販売を強化し、今年は120億円の黒字を目指すとしています。