１都３県に緊急事態宣言が出されてまもなく１か月です。５日の都内の主要駅の人出は、宣言初日と比べて大きな変化は見られませんでした。

６日午前、ＪＲ渋谷駅の様子――。青空が広がった東京都心では最高気温が１５度まで上がり、３月下旬並みの陽気となったこともあり、マスクを着けた若者などの姿が見られました。

渋谷に来た人からは、都内の感染者が減少傾向にあることについて「宣言の効果が出てきたのではないか」などの声が聞かれました。

携帯電話の位置情報の解析によりますと、５日午後３時台の都内の主要駅の人出は、緊急事態宣言初日の先月８日と比べて、品川駅や東京駅などで減少している一方、浅草駅で１２．４パーセント増加しています。

一方、神奈川県では、外出自粛が呼びかけられる中、海辺の人出はまばらでした。江ノ島近くの国道では時折、車が渋滞していましたが、人混みなどはなく、距離を保って浜辺を散策したりする人の姿などが見られました。