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世話係が次々感染…隔離は食器がポイント

2021年2月4日 0:17
世話係が次々感染…隔離は食器がポイント

新型コロナウイルスに感染した人の体験を聞く「#感染したから伝えたい」。今回は、家庭内隔離は「食器がポイントだ」という女性です。

女性(43)
「覚悟はしてたんですけど、『きてしまったか』っていう感覚でした」

夫と3人の子どもと暮らす女性。先月、長男の感染が判明しました。

「まず最初に『隔離した部屋を作る』っていうのを先にしました。アルコールスプレーを持たせて、触ったところ、歩いたところ、行ったトイレや洗面所はアルコールしながら戻ってくるというのも徹底していた。すべての世話・関わりは私1人でやってました」

2日間の自宅隔離後、長男は受け入れ先が見つかりホテル療養へ。残った家族は全員、PCR検査を受けていましたが。

「結果は私だけが陽性でした。主人が世話係をしてくれてました」

その後、女性も療養先のホテルへ。しかし3日後、夫の感染も判明。

「その日の夜には(夫が)38度を超える熱がありましたね。お兄ちゃんがかかって、世話をしていた私がかかって、私のことを世話をしてくれた主人がかかって…っていう段階で、もう恐怖しかないので」

なぜ広がってしまったのか、女性には“ある心当たり”が。

「食事を作って、扉を開けて、机に置いて、食べ終わったころにまた取りに行って…そういったものが、すごいリスクだったのかなって」

食器などを触った後には消毒をしていましたが、手袋などはしていなかったといいます。そこで、夫の世話をすることになった娘にお願いしたのは。

「割り箸・紙皿・紙コップで(扉の前に)、それを置いたらその場から離れて、隔離部屋から返してもらう物を、とにかくゼロにするっていうことを(お願いしました)」

その結果、娘たちは感染しませんでした。

感染したから伝えたいこと。

「ウイルスは、あるところで止めたい。それ以外は動かさない・流さないっていうのですかね。それはもう、徹底すべきことだと思います」


【#感染したから伝えたい 経験談募集】新型コロナ「陽性」を経験された方へ・こんな経路で感染した・若い世代でもこんな「後遺症」が緊急事態宣言が出た今だからこそ「#感染したから伝えたい」で投稿を。感染を広げないため大切な人を守るため、みなさんの体験談を『news zero』で紹介させてください。