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韓国「国防白書」日本は“隣国”表現が後退

2021年2月2日 13:46

韓国の国防省は2日、新たな「国防白書」を発表しました。日本については、前回の白書で「パートナー」とされていた位置づけが、「隣国」という表現に後退しました。

2日に発表された「国防白書」は、文在寅政権になって2冊目です。周辺国との協力関係の記述では2年前の前回に続き、日本を中国に次いで2番目に取り上げています。

日本は、前回の白書で「共に協力していかなければならないパートナー」と記述されていましたが、今回は「共に協力していかなければならない隣国」との表現に後退しました。

2018年のレーダー照射問題などでの日本側の対応が「未来志向的な発展の障害になっている」と指摘する一方で、共同の懸案については「持続的に協力する」としています。

また、北朝鮮については、前回と同様に「敵」という表現は使っておらず、文政権としては、北朝鮮への刺激を避けて南北の対話再開を模索したいものとみられます。