宮古島陸自派遣要請へ クラスター施設支援
沖縄県の玉城知事は、新型コロナウイルスへの感染が急拡大している離島の宮古島に、陸上自衛隊の災害派遣を要請する方針を明らかにしました。
玉城知事は29日午後、県庁で会見し、新型コロナの感染者が急増している宮古島の医療支援のため、陸上自衛隊の災害派遣を要請する方針を明らかにしました。
派遣を要請するのは看護官5人で、クラスターが発生している介護施設で看護の支援にあたってもらうということです。
人口およそ5万6000人の宮古島市では、28日まで1週間の感染者数が141人にのぼりました。人口10万人あたりに換算すると、258.12人で、都道府県単位で全国最悪の東京都と比べてもおよそ5倍の多さです。
島唯一の県立病院である県立宮古病院のコロナ患者用のベッドは満床状態で、29日朝は、陸上自衛隊のヘリコプターで沖縄本島へ搬送された患者もいました。