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最後の夜行快速「ムーンライトながら」廃止

2021年1月22日 16:59
最後の夜行快速「ムーンライトながら」廃止

JR東日本と東海は、東海道線の東京駅と岐阜県の大垣駅を結ぶ臨時夜行快速列車「ムーンライトながら」号の運転を終了すると発表しました。

理由について、JR東日本などは「お客様の行動様式の変化により列車の使命が薄れていたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了します」としています。

「ムーンライトながら」は昭和の時代から走り続け、通称「大垣夜行」と呼ばれた夜行普通列車を引き継ぎ、指定制の快速列車として1996年に運行開始。

リクライニングシートを備えた特急型車両が使われ、普通・快速列車乗り放題の「青春18きっぷ」でも利用できることから、節約志向の若者を中心に人気を博しました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で実際の運行は、去年春を最後に中止され、ラストランが行われないまま運行終了となった形です。

さらに、「ムーンライトながら」で使用されてきたJR東日本の185系車両が今年3月で特急踊り子号などから引退することから、去就が注目されていました。