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北京で変異ウイルスの感染確認 警戒強化

2021年1月21日 11:23

中国の首都・北京で、感染力が強いとされる変異した新型コロナウイルスの感染が確認され、大規模な移動制限措置が取られるなど警戒が強まっています。

北京市当局によりますと、南部の大興区では21日までに13人の感染が判明していて、そのうち2人からはイギリスで確認された感染が広がりやすいとされる変異ウイルスが検出されたということです。北京市は、地区の住民170万人に対してPCR検査を行うとともに、原則的に市外へ出ることを禁じる移動制限措置を始めました。

中国では、来月の大型連休「春節」前後で、延べ17億人の移動が見込まれています。

衛生当局は20日の会見で、出来るだけ移動を控えるよう呼びかけた上で、「春節」に合わせて地方に里帰りする人は移動前の7日以内にPCR検査を受けるほか、到着後も14日間の自宅隔離を行うよう求めるなど、感染の再拡大に警戒を強めています。