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涙浮かべ地元に感謝…バイデン氏が首都到着

2021年1月20日 8:49

第46代アメリカ大統領への就任を翌日に控え、バイデン氏は首都ワシントンに到着しました。渡邊翔記者が現地から伝えます。

就任式が行われるワシントンです。私の後ろには就任を祝う横断幕がかかっています。こちらの建物には一面星条旗が設置されていて、厳戒態勢の中にも歓迎ムードが出ています。

バイデン氏はワシントン近郊の空軍基地に到着しました。新型コロナウイルスの犠牲者の追悼行事に出席し、夜はホワイトハウスに隣接する迎賓館「ブレアハウス」に宿泊します。

バイデン氏は、地元で友人らを前に別れの挨拶に臨みました。

バイデン次期大統領「大統領、そして最高司令官になることができて本当に光栄だ。私はいつでも、デラウェア州の息子だ」

バイデン氏は涙を浮かべながら、感謝の言葉を繰り返し、地元との別れを惜しみました。

一方、退任間際のトランプ大統領は最大で100人規模の恩赦や減刑を発表する見通しです。また、まもなく退任にあたってのビデオメッセージを出すという情報も入ってきました。一部の最新の世論調査では支持率が3割を割り込むなど、4年間の「トランプ政治」にはすでに厳しい審判が下されつつあります。