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米新政権の経済対策へ期待…116ドル高

2021年1月20日 7:52

19日のニューヨーク株式市場は大統領就任式を翌日に控え、新政権の経済対策への期待などから買いが進み、ダウ平均株価は反発して取引を終えています。

19日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から116ドル26セント値を上げ、3万0930ドル52セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も198.68ポイント上げて1万3197.18で取引を終えています。

バイデン次期大統領の就任式を翌日に控えたこの日は、新政権による追加の経済対策への期待などから買いが進みました。次の財務長官に指名されたイエレン氏が景気回復への積極姿勢を示したことも投資家心理を上向かせ、相場を押し上げました。

化学事務用品大手のスリーエムや航空機大手のボーイングなど、景気に敏感とされる銘柄を中心に買いが進んだほか、先週弱かった主力ハイテク株にも買いが集まりました。

市場関係者は、「翌日の就任式で暴動や衝突が起きると政治の混乱が不安視される展開になるので、市場も固唾をのんで見守っている」と話しています。