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124年ぶり2月2日に コロナ禍の節分

2021年1月19日 21:31
124年ぶり2月2日に コロナ禍の節分

今年は124年ぶりに2月2日が節分になります。コロナ禍で変わる節分。邪気を払うために登場したのは――

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節分と言えば恵方巻。回転寿司チェーンで番組スタッフがいただいたのはアマエビがたっぷり入った恵方巻です。その名も、疫病から人々を守るとされる妖怪アマビエをモチーフにした「アマビエさん巻」です(350円 税抜・数量限定)。

くら寿司 広報・辻明宏さん「すみません、ダジャレになりますね。緊急事態宣言が出ている中で、ちょっとでも明るくと言いますか、ダジャレなんですけど味はかなりこだわって作ってますので間違いないです」

コロナ禍で迎える今年の節分は2月3日ではありません。1897年以来、124年ぶりに2月2日が節分に。その理由は、節分は「立春」の前日。立春など二十四節気の日付は、地球が太陽の周りの特定の位置に来た日で決まります。

暦上では1年は365日ですが、地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間は365日より少し長いため、立春がずれることになったのです。

節分と言えば鬼。全国チェーンの喫茶店では「鬼を滅する」あの人気漫画とのコラボレーションも。こちらの店では普段ドリンクを購入すると豆菓子がついてきますが、さらに節分に合わせパッケージに「鬼滅の刃」のキャラクターが印刷された豆を購入することができます(10個1セット300円 ※売り切れ店舗あり 来月2日から第二弾)。販売から4日で、すでにほとんどの店舗で売り切れているほど人気だということです。

コメダコーポレートコミュニケーション室・中島絵里子さん「鬼滅の刃が鬼退治のお話ということなので、災い、鬼を退治するような明るい話題を提供したい」

コロナ禍で節分の行事にも変化が。毎年、年男年女が祈とうを受け、豆まきをしていた千葉県柏市の寺。自転車や米などの奉納品が当たるとあり、境内を埋め尽くすほどの人でにぎわっていましたが、今年は感染予防のため中止になりました。

紅龍山 布施弁天 東海寺・下村法之住職「『残念だな、でもやっぱりな』というところで、みなさんの心が本当に落ち込んでいるのが手にとるように分かるようでした」

代わりに寺で行われていたのが…

下村住職「節分へのお札の名入れをしております。今年度は全てコロナの予防対策ということでできませんので、『お札だけお願いします』ということで」

一枚一枚、希望者の名前を手書きしたお札を節分の日に僧侶だけで拝み、後日、疫病退散のお札と一緒に届けるということです。