新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されている東京都内で、新たに１２４０人の感染が確認されました。

都内の感染者は７日連続で１０００人を超えています。また、これまでで最も多い１６人の死亡が確認されたほか、重症者も１５５人で、過去最多となっています。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの１２４０人で、感染者数が比較的少ない火曜日としては、過去２番目の多さとなっています。

感染経路別では、家庭内感染が２５０人で最も多く、次いで、施設内感染が１２４人、職場内感染は４６人でした。

一方、これまでで最も多い１６人の死亡も確認されました。このうち８人は院内感染によって新型コロナに罹患（りかん）していたほか、４人は家庭内感染でした。

都内の月別の死亡者は、１０月が４８人、１１月は５４人でしたが、１２月は現時点で１５２人となり、前月から３倍近く増えていて、感染者数の爆発的な増加が影響したとみられます。また、重症者も１２人増えて１５５人となり、過去最多となりました。

都の担当者は、「感染者数は油断できない高い水準で推移している。死者や重症者を増やさないためにも、ステイホームを徹底して欲しい」と呼びかけています。

都内の感染者は８万７９１４人で、死者は７４４人となりました。入院中の患者は２９４１人で、自宅療養者は８９６６人、入院先や療養先が決まっていない調整中の人は７５３９人となっています。