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雲仙普賢岳大火砕流30年 取材拠点の整備

2021年1月17日 18:12
雲仙普賢岳大火砕流30年 取材拠点の整備

43人が犠牲となった長崎県島原市の雲仙普賢岳の大火砕流から今年で30年となるのを機に当時、報道機関の取材拠点となっていた場所の整備が始まりました。

1991年6月3日、雲仙普賢岳の大火砕流がふもとを襲い、消防団員や報道関係者など43人が犠牲となりました。

地元の町内会などが犠牲者の追悼と災害の継承のため当時、報道関係者の取材拠点となっていた場所に火砕流にのみ込まれた取材車両やタクシーを掘り出して展示する整備を計画。初めての作業となった17日の草刈りには、犠牲者の遺族や国土交通省雲仙復興事務所などからおよそ70人が参加しました。

元島原市職員・杉本伸一さん「未来に向かってそれぞれの立場の人が火山のふもとで暮らす、自然災害の中で暮らすことがどういうものかを考えてもらえる場所になればすごくすてきだと思う」

整備は3月20日までに完成の予定です。