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感染者数世界2番目 印でワクチン接種開始

2021年1月16日 20:49

新型コロナウイルスの感染者数が世界で2番目に多いインドで16日、ワクチンの接種が始まりました。今後数か月で3億人に接種する計画です。

地元メディアによりますと、接種が始まったのは、イギリスの製薬大手アストラゼネカがオックスフォード大学と共同開発したワクチンと、インドの製薬会社バーラト・バイオテックの国産ワクチンです。

インドの感染者数は1000万人、死者は15万人を超えていますが、モディ首相は接種の開始にあたり、「ワクチンは我々の国に決定的な勝利を与えるだろう」と述べました。

臨床試験中に緊急承認した国産ワクチンへの国民からの不安の声には、「誤った情報に惑わされるべきではない」と強調しました。

インド政府は、全土におよそ3000か所の会場を設け、まずは医療従事者などへ接種し、その後、50歳以上の市民らに拡大する方針です。今後数か月で全人口およそ13億人のうち3億人に接種するとしています。