暖房で電気代“増”換気し暖かく保つには?
感染の拡大が続くなか、気温も低い日が多くなり、おうちで過ごす時間が増えています。そこで、気になるのは、暖房による電気代です。感染予防のため、換気をしながら部屋を暖かく保つには、どのようにするのが効率的なのでしょうか。
寒さの厳しい日が続くなか、都内の公園に来ていた人からは。
主婦(30代)「電気代は結構上がっていると思います。家にずっといるので、ずっと(暖房が)ついてる感じなのでやっぱり上がっていると思います」
主婦(40代)「(夫が)テレワークになってずっといるので。光熱費が上がっています。24時間まではいかないが寝るとき以外使っているので」
緊急事態宣言で、さらに増えるおうち時間。暖房にかかる電気代が高くなるのが心配という声が。こうしたなか、大手電力会社でつくる団体、電気事業連合会は。
電気事業連合会・池辺和弘会長「現在全国的に(電力の)供給力が不足しております」
寒波により、電力の需要が大幅に増えている一方、悪天候で、太陽光発電の発電量が低下していることなどから、全国的に需給がひっ迫。生活に支障のない範囲での、節電を呼びかけています。
しかし、今シーズンはコロナ対策で換気も必要。窓を開けると、部屋の温度は下がってしまいます。換気をしながらも、効率的に部屋を暖かく保つには、どうすればいいでしょうか。
ダイキン工業広報グループ・重政周之さん「窓を開けて換気をするときもエアコンの暖房はつけっぱなしにするとよい。オン・オフを繰り返すとその分、消費電力が高まってしまう傾向にある」
エアコンメーカー・ダイキンでは、30分に一度5分間窓を開けて換気を行う状況を、エアコンを小まめにオン・オフした場合と、エアコンをつけっぱなしにした場合で比較し調査。
1日にかかる電気代は、つけっぱなしにした方が、およそ14.5円安いという結果になりました。さらに、開ける窓の位置については。
重政周之さん「室内機側の方の窓ではなくて、少しでも遠い方の窓を開けた方が節電にはつながってきます」
室内機から少しでも離れた窓で換気をすることで、エアコンにかかる負荷を減らすことができ、節電効果は上がるということです。