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“毒盛られた”ナワリヌイ氏 露へ帰国表明

2021年1月14日 12:59

猛毒の神経剤で襲われたとみられるロシアの野党勢力指導者・ナワリヌイ氏が13日、滞在先のドイツから帰国すると表明しました。

ナワリヌイ氏は去年8月、神経剤「ノビチョク」系の猛毒で襲われたとみられ、その後、ドイツに移送されて治療を受け、リハビリを続けていました。

ナワリヌイ氏は13日、SNSに公開したメッセージで「ほぼ健康になり、ようやく家に帰れる」などと明らかにした上で、17日にモスクワに帰ると表明しました。

ナワリヌイ氏をめぐっては、イギリスの調査報道機関などがロシア連邦保安局の工作員らに襲われたとする調査結果を公表していますが、ロシアのプーチン大統領は当局の関与を否定しています。

先月29日には当局がナワリヌイ氏に対し、横領の疑いで捜査を始めていて、ナワリヌイ氏が帰国すれば拘束されるおそれもあります。