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都“経験したことない速度で増加”分析会議

2021年1月14日 15:38
都“経験したことない速度で増加”分析会議

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された東京都で、感染状況などを分析する会議が開かれ、専門家から、爆発的な感染拡大により「医療体制がひっ迫し、危機的状況にある」との強い危機感が示されました。

東京都医師会・猪口正孝副会長「医療提供体制がひっ迫し、通常の救急医療も含めて危機的な状況にあります。破綻を回避するために、新規陽性者数を減らし、重症者数を減少させることが最も重要」

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「(新規感染者数が)これまで経験したことのない速度で増加している。爆発的な感染拡大を疑わせる水準となっています」

東京都の分析会議では、感染状況、医療提供体制ともに最も深刻な警戒レベルを今週も維持しました。

専門家は、都内の感染者については、7日間平均が今月13日時点でおよそ1699人となり、「これまで経験したことのない速度で増加し、爆発的な感染拡大を疑わせる水準で推移している」と危機感を示し、感染経路についても、年末年始で家庭内感染が著しく増加したほか、会食での感染も大きく増加したと指摘しました。

また、入院患者の増加に伴い、医療体制は危機的状況にあり、今のペースが続くと、1週間後を待たずに、新規の入院患者だけで確保した4000床を超えると、警鐘を鳴らしました。