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北京隣接の河北省で感染拡大…集中隔離措置

2021年1月12日 14:26

中国・北京に隣接する河北省で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、地元当局は、複数の村を封鎖して住民2万人以上を別の場所に移動させ、集中隔離する措置を始めました。

河北省では今年に入ってから500人以上の感染が確認されています。中国メディアによりますと、特に中心都市・石家荘市では感染が広がっていて、地元当局は、最初の感染者が見つかった村を中心に、12の村の住民2万人以上について、別の自治体のホテルなどに移動させ、集中隔離する措置を始めました。住民の体調を管理するとともに、すべての村を徹底的に消毒するということです。

このほか、石家荘市では住民1000万人あまりに対して、1週間の自宅待機の指示が出ているほか、12日から全市民が2回目のPCR検査を受けるということです。

河北省では、北京市と隣接する廊坊市でも感染者が出たため、12日から全市民490万人あまりにPCR検査の実施と1週間の自宅待機を行うとしていて、当局は首都に迫る感染拡大に神経をとがらせています。