新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された東京都内で、新たに９７０人の感染が確認されました。都内の感染者は８日ぶりに１０００人を下回りましたが、新たに高齢の２人が死亡したほか、重症者は１３人増えて１４４人で、過去最多を更新しました。

東京都内の新たな感染者は１０歳未満から９０代までの９７０人で、８日ぶりに１０００人を下回りましたが、感染者数が比較的少ない火曜日では過去２番目の多さです。

感染経路別では、依然として家庭内感染が１８５人で最も多く、次いで、施設内感染が４４人、会食や飲み会で感染した人は３４人でした。

都の担当者は、「感染者が１０００人を下回ったのは、３連休で医療機関が休みだったことが影響している。感染者数は引き続き多く、ステイホームを心がけてほしい」と話しています。

一方、新たに８０代と９０代の男性２人の死亡を確認しました。また、重症者は、２０代の１人を含め１３人増えて１４４人となり、過去最多を更新しました。

都内の感染者は７万７１３３人で、死者は６９１人となりました。

入院中の人は３４２７人で、都が確保した病床のおよそ８６％が埋まっているほか、自宅療養者も８４５２人いて、いずれも最多となっています。