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山梨学院PK制し11大会ぶり2回目の優勝

2021年1月11日 21:25
山梨学院PK制し11大会ぶり2回目の優勝

第99回全国高校サッカー選手権大会は11日、埼玉スタジアム2○○2で山梨学院と青森山田の決勝戦が行われ、山梨学院が11大会ぶり2回目の優勝を果たしました。

この2校での決勝は11大会前の第88回と同じ対戦カード。当時2年生だった柴崎岳選手を擁する青森山田を山梨学院が1-0で破り、初出場にして初優勝を果たしています。

今回の決勝は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客とし、それぞれの学校ではリモート応援が行われました。

山梨学院は前半12分、広澤灯喜選手(3年)のミドルシュートで先制。山梨学院が1-0とリードして前半を終えました。

1点を追う青森山田は後半12分、得意のロングスローからJリーグ浦和レッズへの加入が内定している藤原優大選手(3年)が押し込み同点。さらに、後半18分には安斎颯馬選手(3年)の得点ランキングトップとなる今大会5点目のゴールで逆転しました。

しかし、山梨学院も後半33分に野田武瑠選手(3年)のゴールで2-2の同点に追いつき、その後、延長戦でも決着はつきませんでした。

そして、決勝では8大会ぶりとなるPK戦へ突入。青森山田は山梨学院のゴールキーパー熊倉匠選手(3年)の好セーブに阻まれるなど、2人が失敗。対する山梨学院は4人全員が成功させ、11大会ぶり2回目の優勝。全国3962校の頂点に立ちました。

試合後、山梨学院キャプテンの熊倉選手は「本当に素直にうれしいという気持ちがあります。いままで応援してくれてきた方たちの顔が浮かびました」と、心境を明かしました。

また「親に会いたいなというのもあるんですけど向こう(山梨)に残っている仲間だったり、本当に大事な人がいるので、そういう人たちに会いたいなと思います」と、会場に来られなかった親や仲間たちへの思いも語りました。

山梨学院2(4PK2)2青森山田

※写真:西村尚己/アフロスポーツ