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イラン 米英のワクチン、輸入禁止の方針

2021年1月8日 23:58

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な中東イランで8日、最高指導者のハメネイ師が、アメリカやイギリスで製造されたワクチンの輸入を禁止する方針を示しました。

イランは感染者数が累計で127万人を超え、中東で最悪レベルの感染状況となっていて、現在、国産ワクチンの開発を進めています。

こうした中、ハメネイ師は8日のテレビ演説で「アメリカやイギリスは全く信用できない」と述べ、両国で製造されたワクチンの輸入を禁止する方針を示しました。

国営メディアによりますと、ハメネイ師は「アメリカがワクチンを製造できるのであれば、あんなひどい感染状況になっていないはずだ」と主張。「他の国でワクチンの効果を試そうとしているのかもしれない」と不信感をあらわにしました。