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議会乱入で“トランプ離れ”続く…閣僚辞任

2021年1月8日 6:05

アメリカの連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が侵入した事件を受け、閣僚としては初めて、チャオ運輸長官が辞任を発表しました。「トランプ離れ」が止まりません。

チャオ運輸長官は声明で、「トランプ大統領が演説をした後、支持者が襲撃を行った事実は黙認できない」として、今月11日付で辞任すると発表しました。トランプ大統領が演説で「議会に向かおう」などと支持者をあおったことに強い不信感を抱いたものとみられます。

ホワイトハウスでは、安全保障を担当するポッティンジャー大統領副補佐官が辞任したほか、元側近で首席補佐官代行も務めたマルバニー北アイルランド担当特使も辞任すると明らかにしました。

議事堂の前では、高さ2メートルを超えるフェンスが新たに設置され、警備体制が強化されています。

一方、事件を受けて凍結されていたトランプ大統領のフェイスブックとインスタグラムのアカウントの凍結期間が延長され、大統領が交代するまでの少なくとも2週間となることが決まりました。