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緊急事態宣言受け ラグビー各大会も対応

2021年1月8日 19:56
緊急事態宣言受け ラグビー各大会も対応

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、ラグビー界も各大会の対応に追われています。

日本ラグビー協会は、11日に東京・国立競技場で行われる全国大学選手権決勝(天理大学-早稲田大学)を、予定通り観客を入れて開催すると8日に発表しました。

この試合では、すでに1万7000枚のチケットを販売。緊急事態宣言下での大規模イベントは、最大5000人かつ収容率50%以下に制限されますが、すでに販売したチケットは適用されないとの政府見解を受け、入場可能としています。また、チケットの払い戻しにも応じるということです。

取材に応じた岩渕健輔専務理事は「十分な感染対策で、医療資源に負担をかけないことを大前提に、基本スタンスを守りながら大会の活動をしていきたい」「1日1日状況はかわるので適宜対応したい」とコメントしました。

また16日に開幕するトップリーグも、チケットを販売した試合は有効とし、会場の収容人数の50%を上限に。今後販売する試合は、会場収容人数の50%を上限、最大5000人に設定し、観客を入れていくとしました。

岩渕専務理事は「W杯で代表がONE TEAMとして乗り越えてくれたように、大会でいろんなことが起こりながら乗り越えたように、今回、我々が一方的に決めるのではなく、選手・ファン・関係者すべてのみなさまの協力をいただいて、ONE TEAMになって(コロナ禍を)乗り越えていきたいと思います」と選手らにも意見を聞いた上で決断したことを明かしました。


写真は国立競技場 全国大学選手権決勝の会場