×

8日以降も冬の大嵐に厳重警戒を

2021年1月7日 7:44

日本海の低気圧は、急速に発達しながら、北日本を通過するとみられます。その影響で、7日は全国的に風が強まり、日本海側を中心に大荒れの天気となりそうです。また、8日以降も日本海側では大雪に警戒が必要です。

低気圧の影響で、東北や北陸の海沿いで西よりの風が強まっています。各地の最大瞬間風速(実況)は、次の通りです。

飛島(山形)33.1メートル
寺泊(新潟)28.1メートル
にかほ(秋田)28.0メートル

7日は、東北の日本海側から九州北部にかけての広い範囲で、警報級の暴風が吹き荒れ、雪を伴って、猛吹雪のところもあるでしょう。視界が妨げられたり、積雪による交通障害が起こるおそれがあります。

7日に予想される最大瞬間風速は、北海道で35メートル、東北・北陸で40メートル、東海・近畿・中国で35メートル、四国・九州北部で30メートルに達するところがあるでしょう。

また、これから大規模な寒気が流れ込むため、日本海側の広い範囲で、雪が降り続くでしょう。

8日朝までに予想される雪の量は、次のとおりです。(多いところ)
北海道50cm
東北60cm
北陸80cm
関東甲信40cm
東海70cm
近畿60cm
中国60cm
四国30cm
九州北部20cm

北陸を中心に雪の降り方が強まるとみられますが、雪の降る機会の少ない九州や四国でも雪が積もるところがあるでしょう。8日以降も雪が降り続くため、週末にかけて積雪がさらに増えるおそれがあります。

これまでの大雪で、日本海側では、例年より積雪が多くなっています。なだれや除雪作業中の事故、停電などにも注意が必要です。