×

米ワクチン接種の日本人医師「戦い続く」

2020年12月24日 14:12

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないアメリカで、2例目として許可された「モデルナ」のワクチンの接種を受けた日本人医師が、状況を語りました。

救急救命専門医・岸川英基医師「普通の注射と変わらずにほとんど痛くないなという状況。長い新型コロナウイルスとの戦いの上で一歩を踏み出したかなと。ワクチンを受けるのは見えない防護服が一層増えるというような印象」

23日、バイオ医薬品メーカー「モデルナ」のワクチンの接種を受けた岸川医師は、ニューヨークの救急外来でも感染者が増えていると述べ、「ワクチンがあっても医療現場での戦いは続く」と引き続き感染対策が必要との考えを示しました。

CDC(=疾病対策センター)によりますと、全米ではこれまでに100万人あまりがワクチンの接種を受けました。

一方、22日に確認された全米の死者数は過去2番目に多い3410人となりました。こうした中、クリスマス休暇を前に空港は多くの人で混雑するなど、さらなる感染拡大への懸念が強まっています。